『交響組曲エオルゼア』行ってきました(後編)

2017/ 10/ 02
                 
前回のラブライブ交響組曲エオルゼア!
最後尾看板が捨てられてたりいろいろあって、席に着くまでだけで1記事費やしちゃった!
いよいよ始まる『交響組曲エオルゼア』本編!でもでもあまりの感動で語彙力が低下しちゃった私たち。
「よかった…ほんとよかった…泣いた…」
いったいこの記事どうなっちゃうのぉ!



という事で絞り出しますw


【第1部・新生編】
●希望の都
最近はもうFF14関連イベントの始まりはこれはじゃないと落ち着かない感じですねw
これから何かが始まるワクワク感と不安感が交互に現れてくるようなメロディが印象的です。
個人的にはしょっぱなからトランペットが高音域を出していて、「飛ばすなぁ」と感じました。

●静穏の森
グリダニア…というより、黒衣の森の曲ですね。
鬱蒼とした木々のざわめきを表したような女声コーラス、とシェイカー。それでいて木漏れ日の温かさを感じるような管楽器の音色。
僕は新生から始めたグリダニア出身の光の戦士なので、非常に感慨深いものがありました。
当時、まだまだフィールドのモンスターが脅威で、ベントブランチ牧場でぼーっとこの曲を聴いていました。
始めたばかりの高揚感と不安感を思い出しました。
なんとなくなんですけど、吹奏楽コンクールの自由曲っぽい感じがするのは僕だけですかね?w


ここでいったんMC。吉田Pと祖堅氏が登壇しました。
いつもの「吉田とヒカセンのやりとり」でしたねw


●極限を超えて
ジョブクエのラストバトルの曲です。
メロディーの後ろで重くリズムを奏でている低音とパーカッションがまさに「苦しい戦い」ですとか「譲れない想い」といった感じを出しています。
この曲だけではないのですが、席によってはいつもゲーム内やサントラで聴いている曲と各音のバランスなんかも違って聞こえてきますが、
「なんかちがーう」と言わずに、生の演奏の醍醐味でもあるので、「へぇー普段あんまり聴こえてこなかったけど、裏でこんな動きしてたんだねー」くらいの気持ちで楽しむといい気がします。


●絢爛と破砕 ~クリスタルタワー:シルクスの塔~
FF3で登場したクリスタルタワーの曲をFF14向けにアレンジした曲。
追加のメロディーも自然に追加されていて、ただのアレンジというよりもノビヨとソケンのコラボといった感じもしますね。
サントラには「絢爛」と「破砕」と2曲になって収録されていますが、ゲーム内ではフィールド移動中は「絢爛~クリスタルタワー;シルクスの塔~」、戦闘中は「破砕~クリスタルタワー;シルクスの塔~」が入れ替わるようにして自然にかかっています。
今回の演奏会とは関係ないですけど、この演出好きなんですよね~
実は『.hack』のゲームでもフィールでは落ち着いた曲調で、戦闘が始まるとベースとドラムが追加されてズンチャカしてっていうのはあってこれが好きだったので、
同じような演出にまた出会えてうれしかったです。
「絢爛」部分のソプラノソロが非常に良かったですね。
近年、「コンピューターで出す音もかなりリアルになってきているけど、やっぱりリアルには敵わない」というのをソケンさんもインタビュー?パンフのコメント?でお話していましたが、
楽器の音よりも人の生の声だとはそれを強く感じられる気がしました。
僕自身は精神論とかそういうのは苦手なんですけど…なんていうか、生の声だと「魂がこもっている」のがわかりやすい。
科学的(?)な見方をすると単調でない強弱とか、リズムの揺れみたいな「ただのゆらぎ」なのかもしれませんが…


●究極幻想
メインストーリーラストのアルテマウェポンとの戦闘曲。
FFシリーズでは定番になりつつある「ラスボス戦はコーラス付き」。
コーラスでアルテマの偉大さ・圧倒的な力、オーケストラが入りそれに立ち向かう光の戦士を表しているのでしょうか。
今回の演奏会ではオーケストラの背後に巨大なスクリーンを配置して、ゲーム内映像やリアルタイムの演者の様子を座席からは見えないような角度から撮った映像が映し出されていました。
この曲でもアルテマ起動シーンが最初のコーラスによるイントロとともに映っていました。
そして、コーラスが終わるのと同時に映像もアルテマウェポンの手が バッ! っと開き映像が明転…曲の盛り上がりとともに戦闘が始まりました!
これ、何気にすごくて、映像の尺はもう動かせないので、演奏を合わせるしかないんですよね。
なので、テンポキープをしっかりしないといけない。さすがのプロの技でした。


●試練を超える力
大迷宮バハムートのボス戦曲。いろんな感情が沸き上がった方も多いのでは?w
この曲も「苦しい戦い」といった感じですが、先ほど『極限を超えて』よりも
「未知との遭遇感」というか、「謎に挑む」感じが強くて「議論戦闘」といった感じは薄いですね。
曲中盤のコンサートミストレスによるソロは演奏もアレンジは見事でした。かっこよかった。。


●白銀の凶鳥、飛翔せり
ネールさんのテーマ。
レガシー先輩には「月下の戦い」「紅月下の戦い」でもあり「侵攻4層」どちらでもありますね。
曲序盤のバスソロでネールが男だと思わせておいて、実はそのあとのアルトソロがネールを表しているというミスリードでした。
バスパートがバハムートによって支配された意識、アルトパートがネールの元の意識なのでしょうか…?歌詞見ればわかる?
男声ソロがとってもかっこよかったです。アレをリアルに歌うんだからすごいよなぁ…
演奏会の後、ソリストの方が夫婦で光の戦士になられたようで、先輩光の戦士としてはうれしいですね!
ちょっと残念だったのが、アルトソロのところでカメラとスポットライトがソプラノを向いていた事。
初回だから…まぁ…ね?


●Answers
「時代の終焉」です。
スーザン・キャロウェイさんの生の歌が…なんだろ…圧がすごい。いい意味で。
映像も「時代の終焉」と「真成3層」のムービーをつなげた特別仕様でした。

まぁ…泣いたよね。。

実際僕は体験していない訳ですけど、旧FF14が叩かれて、それこそ映像の中の光の戦士みたいにボロボロの状態から、
よくもまぁ東京国際フォーラムで4公演で計2万人も集める所まで来たな…
とか
ここまで支えてきてよかった
とか
バハムート頑張ったな
とかいろんな感情が入り乱れて涙が出てきました。
もうこの曲だけでも来れてよかった。



ここで第1部終了。20分間の休憩です。
ロビーに出てみると、パンフレットだけの販売列があり5分も待たずに買えました。
このパンフ、表紙もハードカバーで中もフルカラー&コーティング加工の豪華仕様で、なんとお値段2000円!!
えー!
やっすーい!
オトクっ!
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【第2部・蒼天編】
●不吉なる前兆
蒼天IDボス曲。
この曲どうしても「イシュガルド甲子園」を思い出しちゃってつい笑っちゃうんですけど、
今回はそんなことありませんでした。
リズム系がちょっと変わってたのかな?


●彩られし山麓 ~高地ドラヴァニア:昼~
戦闘曲ばかりで殺伐としたセットリストの中に一服の清涼剤が!w
前半のどこか牧歌的で悲しげな曲調の中に入る金管楽器の雄大さが、テイルフェザーやそこから見上げる霊峰ソーム・アルを感じさせます。
ちょうどこの曲の時にウチの妻が咳込んでしまって、でもこんな静かな曲中に咳込めなくて大変そうでした。
どうしてやることもできない僕の無力感をも表しているように感じました。勝手に。


●逆襲の咆哮
蒼天IDボス曲2。
この曲も「不吉なる前兆」と同じモチーフ(heavenswardのメインテーマ?)が用いられていて、コーラスなどが追加された豪華版なアレンジが加えられています。
正直、似たような曲来たな、と感じたかな~
でも、掛け声のようなパートに男声の気合を感じました!ああいうのって間違えるとすごい目立つんですよねw


●Dragonsong
でました!本日2度目のスーザン・キャロウェイ氏。
蒼天リリース前に大分高まってトレーラーを何回も見ましたね~。
竜詩戦争の真実を知るドラゴン側の悲しみの歌。このアレンジが流れるドラヴァニア雲海で放置したりもしました。
映像も特別仕様になっていて、今回はドラゴンだけでなく人々も含めた悲しみの歌といった印象を受けました。
もうこの曲だけでも来れてよかった(2回目)。


●メビウス ~機工城アレキサンダー:天動編~
アレキサンダーの曲は基本的にメタルなイメージが多いのでどうなるかと思いましたけど、この曲は元から結構オーケストラしてましたね。
ピアノのKEIKOさんがかっこよかった!
正直僕のアレキは律動2層ノーマルから進んでないのであんまり思い入れはないのですが、
時間停止の演出は楽しかったです。

観客のみなさん、吉P達に目が行きがちでしたけど、檀上の栗田先生やオーケストラのみなさんがピタッと止まって動かないのも必見でした。


●忘却の彼方 ~蛮神シヴァ討滅戦~
シヴァのテーマ。今回は弦楽4重奏で。
イゼルの強さ、やさしさ、悲しみ、それから聖女シヴァ、それぞれが4重奏の各楽器になっていたのかもしれません。
しんみりといなくなってしまったあの人の事を思い出しましたね。


●英傑 ~ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦~
蒼天のイシュガルドラスボス、ナイツ・オブ・ラウンド戦。
「heavensward」のモチーフを使いつつ、教皇をあがめるような男声コーラスが特徴で、まさに「イシュガルド」のラストといった曲です。
トロンボーンが「heavensward」のモチーフをバリバリ演奏していてなんだか「よっしゃやったるでー!」という感じでニヤリとしてしまいましたw


●Heavensward
蒼天のオープニングです。
冒頭のソプラノソロが全てを失った孤独感、北の大地(北海道かよ)の厳しい寒さを彷彿とさせます。
男声コーラスも入り、勇ましいイシュガルドのテーマを奏で「ここから反撃するぞ」と気合が入ります。
1部のラストも「新生」のオープニングだったので、2部のラストも「蒼天」のオープニングですね。
豪華にコーラスとオーケストラが派手に鳴り響き、演奏会のラスト飾るにふさわしい演奏でした。


【アンコール】
栗田先生が袖にはけてからちょっと顔を出して拍手をおねだりするお茶目っぷりww
会場でも笑いが起こっていましたw

●そして世界へ
エオルゼア版「FINAL FANTASY(曲名)」。開始都市からはじめて飛空艇で他の都市へ旅立つ際に使用されています。
ここからIDへも出て来て、マルチプレイを本科的に始める事になり「世界へ」という言葉が際立ちます。
FF1でもガーランドを倒した後、世界へ旅立つ時にオープニングで流れるのでこの演出にはニヤリとさせられましたね。
FFのコンサートではこれをアンコールで演奏するのが定番のようになりつつあって、「言われてみりゃコレやってねぇじゃん」と納得の選曲でした。
もしかして、今回日本で公演して成功したので「そして世界へ」公演を広げていくという事ですかね?w
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↑パンフの裏表紙がメインテーマの冒頭になっている事に妻(絶対音感持ち)言われて初めて気が付きましたw


●天より降りし力
新生IDボス戦。FF1から「プレリュード」の音階が使用されているのが印象的です。
「プレリュード」って日本語にすると「前奏曲」で「他のより規模の大きい楽曲の前に演奏する楽曲を指す」ので、
ボス戦でプレリュードって事はこの後に第2形態でもあるんじゃないかと思いましたw
まぁラスボスとか蛮神とかバハとかからしたらIDボスなんて前奏曲ってことかもしれないですけどねw
新生の発表して最初の頃にトレーラーで使用されてFFXIVを代表する曲の一つになっていたので、
「コレをやらなきゃ終われない」という楽曲でしたね!



一曲ずつ書いて結構な文量になってしまいました。
正直に言って、演奏も最高だったんですけど、ちょっとだけ気になる事もありました。
セットリスト発表の時にも思ったのですが、ウルダハ、グリダニアと来てからのーリムサは?とか
戦闘曲大杉問題とか、
イシュガルドのモチーフ大杉て第2部全体で「イシュガルド変奏曲」みたいになってたとか…

でもね、選曲したり曲順決めたりするのってすごく難しいんですよね。わかります。
何回も聞いている内に全部いい曲に聴こえてきたり、全部同じに聴こえてきたり、
尺の関係でどうしても削らなきゃいけない曲だ出てきたり、
演奏したい曲、お客さんに聴かせたい曲、お客さんが聴きたい曲が違ったり
物語の流れ上大事な曲を集めてたら曲調が似ちゃったり、
物語順に曲を並べようと思っても、いろんなところで使われててどこに入れればいいかわかんなくなったり…

いろいろ鑑みてみると、納得感のある選曲だったと思います。

演奏会全体を見てみても、プロなので当然だと思いますが演奏も非常に高いレベルでまとまっていて、
尚且つ映像との相乗効果でとても感動的なものになっていたと思います。
アマチュアオーケストラのゲーム音楽の演奏会もここ数年で非常に数が増えて聴きごたえのある演奏も聴けるようにはなってきていますが、
やはりどうしてもプロの演奏と比べてしまうと、聴いているこちらが緊張してしまう場面があると言いますか、なんと言いますか…
それに映像なんかをバックに映写するのも権利や設備の都合で難しい事が多いので、
今回のような演奏会は公式ならではのハイクオリティでしたっ!



思えば僕がオーケストラに興味を持ったのは
『20020220 ミュージック・フロム・ファイナルファンタジー』
をCDで聴いたからでした。
以前の記事に書きましたけど、FFIXのサントラで「楽器やりたい欲」が出てきていましたが、
このCDのオーケストラのキラキラした音を聞いて「楽器やりたい欲」は更に高まり、結果吹奏楽や、オーケストラを経験する事になりました。

実はこの『20020220』は今回の『交響組曲エオルゼア』と同じ東京フィルハーモニー交響楽団が東京国際フォーラムAホールで演奏した模様だった事を思い出しました。
あの頃憧れた演奏会と同じ楽団、同じ会場で『FFXIV』が聴けるというのは、一人感慨深く思いました。

この頃ってFFに限らずゲームのオーケストラ演奏会しかも公式がやるのってドラクエが毎年行われいるくらいで、
ほとんどなかったんですよね。
だからこそ『20020220』が聴きたかった憧れは強いものがあったのですが、
近年はゲームだけでなくアニメのオーケストラコンサートも盛んに催されるようになりました。
「グラブル」とか「ニーア」とか「君の名は。」とかとか。
単純に「サブカルオケは儲かる」って言うのがわかったからかもしれませんが、
僕らが昔から聞いていた音楽が「子供だましの音楽」でなくて「大人がお金を払ってちゃんと聴きに来る音楽」として
世間に認められたような、そんな感じがします。
そういった意味でもまた一人感慨深くなってしまいました。




ところで、今回のに限らずFFのオーケストラスコアって販売しないんですかね?
BRA★BRAで吹奏楽スコアはでていましたけど、オケはないんですよね。
譜面があったら演奏したい楽団いっぱいあると思いうし、高くても団員で折半したり団費から払うから買えると思うので、
スクエニさん!どうですかね!?
                         
                                  

コメント

近年、本当にゲーム音楽のClassic増えましたね。
昔はほんと、それこそドラゴンクエストぐらいしか無かったなー・・・と思います。

私は行けませんでしたが、FF14のオーケストラ、本当に素晴らしい公演だったようで・・・
私のフレンドさんが「オケコンロス、あの熱狂を再び・・・」とか言って、また聞きたいよぉとか騒いでましたw

>>僕らが昔から聞いていた音楽が「子供だましの音楽」でなくて「大人がお金を払ってちゃんと聴きに来る音楽」として
世間に認められたような、そんな感じがします。

感慨深いですねえ。
せっかく日本で生まれたゲームのBGMなので、もっとたくさんやるといいのにな、なんて思います。
ご存知かもしれませんが、そのあたりはドイツだと、シンフォニックゲームミュージックコンサートっていうのがあるんですが、これ毎年やってるゲームミュージックのクラシックオーケストラ・コンサートなんですよね。
日本もどんどんやってほしいな~って思います。
Re: タイトルなし
>LunarisUmbra さん
いつもコメントありがとうございますっ!

> 私のフレンドさんが「オケコンロス、あの熱狂を再び・・・」とか言って、また聞きたいよぉとか騒いでましたw
そういった声をどんどん上げていく事が、またオケコンを開くきっかけになると思います。
「いけなかったけど、近くであれば行きたい」なんて言っているとツアーを開いてくれるかもですね~


> ご存知かもしれませんが、そのあたりはドイツだと、シンフォニックゲームミュージックコンサートっていうのがあるんですが、これ毎年やってるゲームミュージックのクラシックオーケストラ・コンサートなんですよね。
> 日本もどんどんやってほしいな~って思います。
不勉強でググらせていただきましたm(_ _)m
日本でも同じようにどこかのプロオケが定期的にゲーム音楽の演奏会を開いてくれるようになると、そのオケのファンの方が「クラシックもいいけどゲーム音楽もいいわね」なんて思ってくれるようになった素敵ですね